トリガーポイント鍼 ― 慢性的な痛みに深くアプローチ
「マッサージしてもすぐに戻ってしまう肩こりや腰痛」「何年も悩まされている頭痛」――そんな慢性的な痛みの背景には、トリガーポイントと呼ばれる筋肉の硬結が隠れていることがあります。
当院の「トリガーポイント鍼」は、その硬結を的確に捉え、深層の筋緊張を直接緩める 施術法です。
トリガーポイント鍼の特徴

筋膜と深層筋への直接アプローチ
一般的な鍼よりも深く刺入し、コリの原因となる筋繊維のしこりを狙います。
ズーンと響く独特の感覚
トリガーポイントに当たると「響き」と呼ばれる感覚が出現し、はりが効いているとされています。
痛みの根本改善を目指す
表面的なこりをほぐすだけでなく、慢性痛の発生源に直接作用するため再発予防が期待できます。
世界的にも注目される治療法
欧米では「ドライニードリング」として研究が進み、国際的な疼痛治療ガイドラインにも採用されつつあります。
適応症
- 慢性腰痛
深部の多裂筋や腰方形筋のトリガーポイントに有効。 - 肩こり・首のこり
僧帽筋や肩甲挙筋の硬結を緩め、可動域を改善。 - 緊張型頭痛・片頭痛
頭頸部の筋緊張を緩和し、痛みの頻度や強さを軽減。 - 坐骨神経痛や神経痛様症状
梨状筋や殿筋群のトリガーポイントが神経圧迫を軽減する場合があります。 - スポーツによる筋肉の張り・疲労
局所のコンディショニングにも有効。
施術の流れ
STEP
トリガーポイントの特定
触診や運動テストで硬結や関連痛の出る部位を探します。
STEP
深層筋への鍼刺激
必要に応じた深さまで刺入し、響きを確認します。
STEP
筋緊張の解除
鍼刺激により筋線維が瞬間的に収縮し、その後緩む反応(局所攣縮反応)が起こります。
STEP
施術後のチェック
施術後に期待できる変化
- 慢性的なこりが軽減し、関節可動域が広がる
- 痛みの強さや頻度が減少する
- 血流改善により、疲労感が取れやすくなる
- 長年の慢性痛が改善に向かうケースもある
研究報告・エビデンス
- Itoh K, et al. Randomised trial of trigger point acupuncture treatment for chronic shoulder pain (2007)
- Furlan AD, et al. Acupuncture and dry-needling for low back pain. Cochrane Database Syst Rev. (2005)
- Simons DG. Travell & Simons’ Myofascial Pain and Dysfunction: The Trigger Point Manual (1999)
- 国内外の疼痛学会で慢性痛治療として注目される報告多数
おすすめです
「トリガーポイント鍼」は、慢性的な腰痛・肩こり・頭痛などで悩む方に最適な施術法です。
一時的なリラクゼーションではなく、痛みの原因そのものに働きかけるため、根本改善を目指せます。
\ 慢性痛でお悩みの方におすすめ /