腰痛

 腰痛への鍼治療
腰痛に対してトリガーポイント鍼療法を利用した施術を行っております。
 
筋肉を実際に動かす事により、どの筋肉が原因となり痛みを発生させているかを
特定し、その筋肉に直接鍼をしていく方法です。
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病院でCTやMRIといった検査をしても異常がないのに、長く続く腰痛で困っている方は実に多く居られます。腰痛の症状は、国民の7~8割が一生に一度は経験するとも言われています。
 
鍼灸治療をはじめとする東洋医学では、このような検査結果で異常の出ない、いわゆる“未病”の状態にも働きかけ、体の自然治癒力を呼び起こしていくことを目指して行われます。
 
慢性の腰痛、姿勢の悪さなどの生活習慣からくる腰痛では、筋肉の使いすぎや、緊張が続き筋肉が持続的に収縮をおこすため、筋肉が硬くなりその部位にある受容器が反応して痛みが発生しています。
針治療で血液の流れをよくすることで、痛みが発生している筋肉を緩めて痛みを改善していきます。
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腰を支えている筋肉は首から腰にかけてと、腰から足にかけて、実にたくさんあります。
その中で腰痛の鍼灸治療では主に、首から腰へかけて存在する多裂筋・腸肋筋といった特に大きな筋肉を緩めることで、痛みを取り除いていきます。
腰痛になる根底には生活習慣が関係し姿勢が悪くなったりしていますので、運動やストレッチで改善・予防していくことが望ましいです。しかし、すでに固まってしまっている筋肉をすぐに軟らかくほぐすことはなかなか難しいものです。
針治療により副交感神経を優位にさせて、同時に緊張や疲労し続けている筋肉を緩めることを繰り返していくことで、より早く、根本的に痛みを改善していくことができます。
 腰痛の仕組み
 
 文字にも靱帯を表す“月(にくづき)”に要(かなめ)と書くほど、体の中の大事な部分です。 日常生活でも思いのほかに腰に負担がかかっています。重いものを持つときはわかりやすいですが、立ち仕事でもすわり仕事でも、上体を保持しているのは腰です。 腰は上体と下肢をつなぐ“要(かなめ)”の部分で、「腰椎」と呼ばれる脊椎(背骨)が通っていて、それは関節や靱帯につながって、また周りの筋肉も腰を支えています。 健康な姿勢では背骨が“S字カーブ”を保っていることがよく知られています。腰の筋肉に柔らかさがあるときは、このS字カーブが作られやすく、カーブがあるからこそ、衝撃や重力に対応できるというわけなのです。
 
 
 

また、腰には腎臓、子宮や卵巣などの大切な臓器があります。腰に近いところには胃や胆のう、すい臓もあります。それぞれに機能の異なる複数の臓器が存在するのも、腰の特徴です。

前述の腰を構成している腰椎、骨自身の損傷でも腰痛を起こします。また関節や靱帯、もしくは筋肉の損傷も腰痛を引き起こします。
また臓器の異常、不具合でも腰部に痛みを感じることがあります。 腰痛の原因はさまざまであり、またその人ひとりとってみても、原因が複数の場合も多いです。
 
さらに腰痛を感じ始めると腰をかばうような姿勢をとり始めます。 悪い姿勢は筋肉や神経、末梢血管を圧迫します。
痛みが痛みを引き起こし、腰痛が慢性化しやすいと考えられます。
 
痛みが痛みを引き起こし、腰痛が慢性化しやすいと考えられます。
 
 腰痛の原因
 
腰痛の原因は実にさまざまで、また原因が複合的に絡み合っている可能性も高く、原因を一つに絞るの難しいのが腰痛の特徴とも言えます。
以下に代表的なものを上げますが、これらの原因により脊髄や脊髄から出た神経に圧迫や損傷を起こすと痛みが出るのです。 また、腰痛には急性のものと慢性のものとあることを頭に置いておいてください。 (坐骨神経痛については、別記事を参照してください。)
 
 
 

・筋肉疲労…主に同一姿勢や同じ作業を続けたことによる筋肉疲労によりおこる腰痛のこと。 重いものを持ったり、立ちっぱなしや歩き通しの仕事は要注意です。また、実は座りっぱなしも腰に体重をかけ続けることなります。 生活習慣によるもので、慢性の腰痛となります。

・骨折、打撲…しりもちをつくなど大きな衝撃があると腰部の骨折や打撲で急性の腰痛が起こることはわかりやすいと思います。 特に高齢の女性では骨粗鬆症により骨がもろくなることで、何もしていないのに腰椎の圧迫骨折を起こす可能性が高まります。

・椎間板の異常…椎間板は脊椎骨どうしの間にある、クッション機能を働かせるゴム風船のようなものですが、これがはみ出す椎間板ヘルニアは年齢を問わず起こる可能性があり、 ヘルニア状態になると脊柱管を圧迫することになり、痛みが出ます。椎間板の異常にはこのほかに腰椎分離すべり症や、ぎっくり腰があり、急性で起こることもあります。

・脊柱管の狭窄…加齢により、椎間板の水分が減少しクッション機能が低下することにより変性すると、骨棘という突起ができてしまい、これが神経を刺激します。

・内科、泌尿器科、婦人科領域の病気…がんや胃潰瘍などで、内科的に腰部に近い臓器に異常があると、腰痛の症状が出ることがあります。泌尿器系は尿路結石や腎臓、膀胱の病気は腰痛として症状が現れることが多いです。 また、女性は婦人科系の病気も臓器が腰部にあるので、生理痛がひどい場合も注意が必要です。
 
 
 
 腰痛の症状
 
腰痛は急に痛み出すものと、慢性的に感じるものとあります。

・急な痛み 腰部打撲・・・しりもちをつくなど、腰を打った ぎっくり腰・・・(腰をひねったり、くしゃみをした        ぎっくり腰は別名を「腰椎捻挫」ともいい、椎間板と椎間間接に無理な外力が         かかった時に起こります 腰椎分離すべり症など・・・スポーツやきつい仕事をしている人で、体を後ろに倒すと痛い 骨粗鬆症による圧迫骨折・・・年配の方(特に女性)で、きっかけがない 内科、泌尿器科、婦人科の病気・・・安静にしていても痛い。寝ていても痛い。

・慢性的に続く痛み 腰椎分離すべり症、脊柱管狭窄症の可能性・・・・・腰をそらすと痛い 脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアの可能性・・・・・・・お辞儀をすると痛い 筋肉疲労による腰痛・・・・・朝は痛くなく、夕方痛む 内科、泌尿器科、婦人科の病気・・・安静にしていても痛い。寝ていても痛い。

 
 

以上の症状別のまとめはあくまでも目安です。 急な腰痛を感じた時は、とにかくまず安静にしましょう。慢性的な腰痛で、CTやMRIを撮っても異常が見つからなかったり、内科受診でも異常がないときは、姿勢の悪さや筋肉疲労による腰痛と考えられます。 長く続けた姿勢はなかなか治らないものですが、根気よく正していきましょう。

 

痛みが痛みを引き起こし、腰痛が慢性化しやすいと考えられます。
 
 腰痛の注意すべき症状

 

内臓系の病気で急に腰痛を感じることがあります。

突然、腰、下腹部、わき腹に激痛が走ったようなときは、尿路結石の可能性も考えられます。 さらに排尿痛があれば尿路結石の可能性が高まります。吐き気を併発することもあります。 腎臓や膀胱の炎症(腎盂腎炎など)であることもあります。 また、尿路結石と区別が必要ですが、急性膵炎などのさらに危険な場合もあります。 打撲やぎっくり腰と違い、運動や姿勢によるきっかけがない場合は、すぐに病院へ行きましょう。

 
 

女性の場合は、婦人科系の病気にも注意が必要です。 特に妊娠が考えられる場合は、子宮外妊娠の可能性があります。 子宮外妊娠の場合、着床した場所によって痛みが出るかどうか、痛みの程度にも違いが出てきます。 卵管に着床した場合、卵管破裂が起こることもあるので、注意が必要です。 また、生理痛が特にひどくなったり、生理開始前から痛みを感じるようになったなどの時は、子宮内膜症の疑いがあります。

これも女性に多く、特に比較的高齢の方は注意してほしいのが、骨粗鬆症が原因の脊椎の圧迫骨折です。 寝返りを打つ時や、起き上がるときに腰痛が突然出たら気を付けてください。 老年の方はしりもちをつく、くしゃみをするなどのきっかけでこの脊椎圧迫骨折を起こすことがあり、腰痛を感じない方もいますが、急激に痛むことがあります。

安静にすると治まることもあるのですが、脊椎圧迫骨折の場合はぎっくり腰などと違い元に戻るわけではないので、放っておくとほかの椎骨に負担をかけ他の所に骨折が起きやすくなるといわれています