急性痛と慢性痛
・急な痛みの代表例としては
腰部打撲・・・しりもちをつくなど、腰を打った
ぎっくり腰・・・腰をひねったり、くしゃみをした などにより発生
腰椎分離すべり症など・・・スポーツやきつい仕事をしている人で、体を後ろに倒すと痛い
骨粗鬆症による圧迫骨折・・・年配の方(特に女性)で、意外と心当たりがないのも特徴
内科、泌尿器科、婦人科の病気・・・安静にしていても痛い。寝ていても痛い。
・慢性的に続く痛みの代表例としては
腰椎分離すべり症、脊柱管狭窄症・・・・・腰をそらすと痛い
脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア・・・・・・・お辞儀をすると痛い
筋肉疲労による腰痛・・・・・朝は痛くなく、夕方痛む 内科、泌尿器科、婦人科の病気・・・安静にしていても痛い。寝ていても痛い。
以上の症状のまとめは、あくまでも目安です。
腰痛の注意すべき症状
内臓系の病気で急に腰痛を感じることがあります。
お腹の激痛
背中をたたいた時に、お腹に走る痛み
夜間、眠れないくらいの痛み
これrは特に注意が必要です。
突然、腰、下腹部、わき腹に激痛が走ったようなときは、尿路結石の可能性も考えられます。 さらに排尿痛があれば尿路結石の可能性が高まります。
腎臓や膀胱の炎症(腎盂腎炎など)であることもあります。 また、尿路結石と区別が必要ですが、急性膵炎などのさらに危険な場合もあります。 打撲やぎっくり腰と違い、運動や姿勢によるきっかけがない腰痛の場合は、すぐに検査を受けたほうが良いです。
女性の場合は、婦人科系の病気にも注意が必要です。 また、生理痛が特にひどくなったり、生理開始前から痛みを感じるようになったなどの時は、婦人科などに相談したほうが良いでしょう。
これも女性に多く、特に比較的高齢の方は注意してほしいのが、骨粗鬆症が原因の脊椎の圧迫骨折です。 寝返りを打つ時や、起き上がるときに腰痛が突然おこることがあります。また、しりもちをつく、くしゃみをするなどのきっかけでこの脊椎圧迫骨折を起こすことがあり、腰痛を感じない方もいますが、急激に痛むことがあります。
安静にしていても、なかなか痛みが治まらない場合は、注意が必要です。