不妊症の検査

不妊症の検査

 

不妊症の検査は さまざまありますが、鍼灸治療を始める前に受けたい検査は以下のようになります。

(母側)

 

・卵管造影検査

 

卵管は卵子と精子が出会い、受精するところです。この卵管につまりがないかどうかの検査です。方法は、子宮の入り口から造影剤を流しいれ、レントゲン写真を撮ることで確認します。

不妊症の検査の中では状況や人によっては「痛い」といわれるものの一つですが、卵管が詰まっていると決定的な不妊の原因となりますので、重要な検査になります。

治療開始後、タイミング療法や人工授精で結果が出ない方が受けたい検査は以下になります。

 

・腹腔鏡検査

 

卵管の周囲に癒着があるかどうかを調べます。癒着があると卵管の先端が動けず、卵子を卵管内に取り込むことができないのです。方法は、腹部にレンズやそのほかの装置のついた細長い筒を挿入し、臓器を肉眼で観察します。癒着が軽度の場合、この検査のときに剥離することも可能です。

 

(父側)

・精液検査

 

精子が元気で十分な数あるかどうかを調べます。また、精子の奇形がないかどうかも調べます。

方法は、採取した精液を、十分に液化、均一化させて、肉眼所見(乳白色~白色か)、精液量(基準値1.5ml)、pH、運動率(基準値32%)、濃度(基準値1500万/ml)、正常形態率(4%以上)を調べます。

このほかにも検査がありますが、以上のような検査や、タイミング療法や人工授精で結果が出ないなどの場合に、高度生殖医療(体外受精など)に進みます。

 

一般不妊治療

(母側)

・基本的な病気や異常が見つかった方は

子宮筋腫などの基礎疾患が見つかった方は、まずはその治療が先になります。

疾患によっては治療できない場合もあったり、またそれでも妊娠可能な場合もあり、次の不妊治療ステップに進む場合もあり、さまざまですので、医師と相談しましょう。

「不妊症の検査」で説明した、卵管造影検査で卵管のつまりがあった方は、まず卵管を通すために通水治療や、FTカテーテル治療をします。

 

(父側)

・検査で異常が見つかった場合

軽度の場合は、人工授精(後述)や体外受精(別記事)に進みます。重度の場合は顕微授精(別記事)に進みます。また精子が見つからない場合は睾丸を切開して精子を回収します。

 

(ご夫婦で)

・タイミング療法

排卵の時期を正確に判断して、それにあわせて夫婦生活を持つものです。自然妊娠とほぼ変わりない状態で、妊娠を目指す方法です。

方法は、基礎体温と尿中LH(*)を測定したのち、卵胞モニター(*)で卵胞の大きさを元に排卵日を特定します。

担当医の指示の元に、タイミングをとります。翌日に排卵したかどうかをモニターし、その2週後に尿検査で妊娠判定をします。

 

*尿中LHとは?排卵が近づくと、尿中に黄体化ホルモン(luteinizing horumone:LH)が尿中にも排泄されるようになるので、測定します。

*卵胞モニターとは?卵胞が30mm(3cm)位になると、排卵の時期が近づいています。経膣的にプローブを使って超音波で測定します。

 

・人工授精

タイミング療法と同じ方法で排卵日を特定し、採取した精子を洗浄、膣を清潔にした後、経膣的に精子をシリンジで移植します。

妊娠判定についても同様です。

費用は2万円から。病院の通常時間と、時間外で費用が変わってきます。